Downhill Series 第4戦 富士見パノラマリゾート レースレポート (泉野 龍雅)


日時 : 2021年10月2~3日

会場 : 富士見パノラマリゾート(長野)

天候 : 晴れ

参加カテゴリー : PROクラス

結果 : 2位



はじめに

全日本選手権が行われる山口県十種ヶ峰のコースに標準を合わせTransition Spireのフロントフォークをダブルクラウンの200mmストロークからシングルクラウンの160mに変更し、エンデューロバイクの仕様で出場しました。


Day1

試走

前日に得た情報でどのカテゴリーでも走れる難易度の低いコースレイアウトで大きなギャップなどもなくペダリングがあると耳にしていた為に、フロントフォークを160mmに変更したが実際にコースを見ると、ハイスピードからオフキャンバー、そして200mmフォークでも底付きしてしまう位の大きなギャップもあり、約1分30秒の短いコースではあるがダウンヒルコースの要素が凝縮されたコースになっており当初の目論見は外れ、少し後悔しました。

開き直り大きなギャップや細かな気の根の段差など面で流れるように上手く合わせスムーズに走る事に意識を集中し練習を行いました。

練習を重ねる毎にペースを掴むことができ、全体的には速いペースで走れるようになりました。

ゴンドラ下の旧B下区間に侵入する箇所でコース内を内側と外側で二手に分かれるポイントがあり、内側を通れば距離が短く次のセクションまでの到達点が早くなるが、その代わりに大きなボトムがありそのボトムの反動でタイムロスする可能性がある。

外側はギャップも何もないが距離が遠くなる。次のセクションまでの到達点は遅くなるが助走できる分、その後のスピードの乗りが良くなるといった一長一短のあるポイントでした。

そこでエンデューロバイクを選択しているということもあり、リスクを考慮し外側のライン取りを選択しました。

PROクラスのライダーのほとんどは内側のラインを選択しており少し不安に感じましたが自分を信じ、その後も取り組みました。

タイムドセッション

全体的にハイペースで降りほとんどミスもなく高順位を狙えましたが、後半のB下区間からAに合流する大きな落ち込みでラインを誤り、左のネットに突っ込んでしまい完全に止まってしまいました。

順位も14人中12位とかなり悪かったですが、タイムロスを逆算すればそこそこ良いタイムを狙えると思ったのでその点を反省し翌日に繋げました。

Day2

試走

初日と比べてコースが荒れておりエンデューロバイクでは更に厳しい状況になってきました。

しかし次第にコースにも慣れ、路面のギャップなどの面を合わせる動きがよりコンパクトにでき、最小限の力で良いパフォーマンスができていると確信し、練習を重ねる毎にスピードレンジも上がり決勝が楽しみでした。

決勝

決勝の走りは最後の試走から約2時間半ほど空き、そのため身体が硬くなり夕方になり視界も悪く、平均スピードが遅いと感じるほど状態は悪かったです

全体のミスはほとんど無く平均スピードが遅いと感じていた程度で綺麗なランをきめることができました。

結果は0.3秒差の2位、ゴンドラ下の分岐点で外側ではなく内側を選択していれば結果は違ったのかと少し後悔が残りましたが、全日本選手権に向けてまずまずの流れで終われたと思います。

泉野 龍雅


使用機材

バイク : Transition “Spire Carbon” (Day 1&2)

ウェア ヘルメット : Leatt

ゴーグル : Spy Optic FOUNDATION+

タイヤインサート : Tannus “Tubeless Armour”

シューズ : Ride Concepts “TRANSITION”

フレームプロテクター : All Mountain Style

ツール : TOPEAK

ルブ : FINISH LINE “Dry Lub”(Day 1&2)

タイヤ : MAXXIS Assegai (Front 1.5Bar / Day1&2)

    MAXXIS Assegai (Rear 1.6Bar / Day1&2)

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