DOWNHILL SERIES 第3戦 函館七飯スノーパーク レースレポート (泉野 龍雅)

続いて泉野 龍雅編をご案内します。

こちらが遅くなった理由も私(市川)にあります。

すいませんでした。

二人とも経験をした事の無いコースディスタンスでレースの組み立てに苦労していたようですが、これも大事な経験です。

是非ご覧ください。

 


DOWNHILL SEREIES 第三戦 函館七飯 日時 2021年9月11~12日

会場 函館七飯スノーパーク (北海道)

天候 晴れ(Day1)、雨(Day2)

参加カテゴリー Proクラス

結果 2位



Day 1 (11日)

今回の函館はダウンヒルシリーズ初開催ということで何も事前情報がなくバイク選択に困りましたが、激しいコースにも対応できるSpire Carbonとペダリングに優れたSentinel Carbonを選びました。

結果コースは約4キロあり8分という通常のダウンヒルでは考えられない長さのレイアウトでした。

コース内容はセクションの繋ぎにペダリングを入れる所やフラットセクション、登り返しなども含まれた為、バイクはSentinel Carbonを選択しました。

コースが約8分もあり全体的に覚えることが難しいと思い,

ポイントだけ抑えて流れを掴む練習を行いました。

しかしついオーバースピードによりコースアウトしたり、コースの記憶があやふやなため自信をもって走る事があまりできませんでした。

コースディスタンスが長く、ペダリングセクションも多かった為、体力温存を考慮し、練習では力を入れずコースの流れを意識して取り組みました。

タイムドセッション

公式練習の時間が長く、思いの外コース全体のイメージを掴む事ができたのである程度本気で走りきろうと思い挑みました。

内容としては、コース前半に2ストップ1クラッシュしてボロボロでした。

このミスの原因は集中していなかったと分析します。

トップとのタイム差をみてまだまだ優勝を狙える差であると思いました。

1日目の走行日程が終わった後も、コースの映像を繰り返し見返してイメージ作りを行いました。



Day 2 決勝 (12日)

天気予報がお昼から雨だったため前日と同じイメージとマッドコンディションになった際のライン取りの確認などを含め練習を行いました。

走るたびにコース状況が悪化し、ギャップが大きくなっていたりバンクの出口が壊れていたりと、体力が消耗するコースになり集中力もかなり必要となっていきました。

決勝

プロクラスの前に少しだけ小雨が降り若干濡れ気味なコース状況でのレースとなりました。

決勝のイメージプランはコースが長い為、全体を7割程度の安定した内容で走ることと決めていました。

スタート直後、最後の練習時より更にコースが荒れていて、滑りやすくなっていると感じたのでより慎重にこなしていきました。

全体的に流れは良くスピードを乗せて走る事ができていましたが、中間地点をすぎたところで練習では何も問題なくクリアしていたコーナーで木にペダルを引っ掛けてしまい転倒。

転んだ際にバイザーが取れてしまい、それを直したり、ハンドルも曲がっていた為、センターを取り直すなどで大きくタイムロスをしてしまいました。

精神的にはかなりダメージを受けましたが、約8分のロングディスタンスレースであれば、他のライダーも大きくミスをするであろうと前向きに考えなおし、再スタートをしました。

その後は諦めたい気持ちと走り切る気持ちが葛藤し、攻め切る事ができませんでした。

結果は0.8秒差で2位、転倒しても最後まで諦めずに走る事が大切であると感じました。

泉野 龍雅




使用機材

バイク : Transition “Sentinel Carbon” (Day 1&2)

ウェア ヘルメット : Leatt

ゴーグル : Spy Optic FOUNDATION+

タイヤインサート : Tannus “Tubeless Armour”

シューズ : Ride Concepts “TRANSITION”

フレームプロテクター : All Mountain Style

ツール : TOPEAK

ルブ : FINISH LINE “Dry Lub”(Day 1&2)

タイヤ : MAXXIS Assegai (Front 1.7Bar / Day1)

MAXXIS Minion F (Rear 1.7Bar / Day1)

MAXXIS Assegai (Front 1.5Bar / Day2)

MAXXIS Minion F (Rear 1.6Bar / Day2)

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