CJ 富士見パノラマ レースレポート (泉野 龍雅)

ご報告が遅くなり申し訳ございませんでした。

選手からは直ぐに受け取っておりましたがこちらへの掲載が遅くなりました。

今後は写真も沢山掲載するように致します。




大会名 : COUPE DU JAPON 富士見パノラマ大会

開催日 : 2021年7月2〜3日

会場 : 富士見パノラマリゾート

天候 : 雨(2日), 晴れ(3日)

参加カテゴリー : DH男子エリート

結果 : タイムドセッション 3位

予選 プロテクトにより予選通過

決勝 8位

                                        Photo by ngawa
•タイムドセッション

今回大会で使用したバイクは「Spur」を選択しました。

事前にコースはブルーホーネットという発表がされた事で、「Sentinel」と「Spur」で悩み過激なセクションがないと判断し、「Spur」のフロントフォークを150mmに入れ替えコースが荒れても対応できる様に特別仕様に準備しました。

大会初日は朝から雨予報で公式練習時間も長いため焦らずスタートしました。

朝は特にコース状況は悪くなく、とても走りやすいコンディションでしたが2本目以降からは路面が掘り返され、溝ができはじめてまともに走れなくなっていきました。

ペースを落ち着かせるために練習量をこなすのではなく、翌日の事も考慮しペダリングを最小限にして、流れを掴む練習に切り替え体力温存を図りました。

タイムドセッションの走りとしては、自分でもどれぐらいのタイムが出るのかを明確にしたかったので攻める走りよりは安定して確実に結果を残す事を意識しました。

路面状況の強弱はありましたが1日雨が降っていたので全体的に水分を含みが硬めの場所と少し土が乗り厚みが出て柔らかく滑りやすい場所があり難しく楽しめました。

常にペダリングを続けないと止まってしまうコース状況でしたが、翌日の事も考え力強く踏まず軽いギアでただ回す事を意識して走りました。

•予選

決勝当日は前日とかわって朝から晴天でした。

最悪な条件が揃ってしまい、コース状況がどうなっているのかワクワクして練習前にコースウォークをし、新たなラインを見つけ公式練習に向かいました

予想通り前日のシャバシャバ感が無くなり上から下まで粘土質のような泥沼化されており、ひたすら漕ぎ続けないと止まってしまう状況になっていました。バランスを崩して足が出てしまったり、ラインを外し失速するとタイヤに泥がつきフレームとタイヤの隙間が泥で埋まり回らなくなってしまったり、ディレーラー周りにも付着しチェーンが外れて自転車から降りざる終えなくなる等、練習はまともに走る事が出来ませんでした。

予選はタイヤチョイスを大幅に変え、フロントにMAXXIS Dissector、 リアは逆付けの

MAXXIS Ardent

に変え泥詰まりが軽減するという考えで挑みました。

しかしこれが裏目となり、直線ですらまともにコントロールして走る事ができずバタバタしている所でチェーンが落ちやむなく自転車から降り、プロテクトを保有していたので、後方の選手の邪魔にならないように注意しながらゴールまで歩きました。

•決勝

予選でタイヤチョイスを誤ったのでフロントをMAXXIS Shorty、リアは泥詰まりを考え27.5に変更してMAXXIS Wetscreamに履き替えた。

時間と共にコースの上部は少し乾き始め走りやすくなっており、タイヤもマッド系に履き替えたことにより安定した走りができ、ペースも悪くないと内心ほっとできる内容でした。

しかし、コースウォークで発見したショートカットラインが自分が思っていた以上に土が柔らかく滑りそのまま転倒、かなりタイムロスしてしまいこの時点で優勝は諦めてしまいましたが、コース状況が良くない今回は上位に食い込めると信じ最後まで走りきりました。

反省点

今大会の1番の敗因はコース状況の不慣れさと感じました。

ここまで過酷なウェットコンディションは中々経験する事ができないが、元来ウェットコンディションが苦手なのでそこから見直す必要があると感じました。

次戦は10月の秋田で行われる全日本選手権、このコースも雨の場合、今回と似たようなコンディションが予想されるので、天候を選ばず練習に励みライン取りもさまざまなパターンを取り入れて万全な状態で迎えたいです。

泉野 龍雅

                                              Photo by ngawa

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